2008Feb/16 笛のおまわりさん

昨日の夜テレビでやってた、千の風になってスペシャルを見て、涙が止まらなかった；；
一年前の出来事だったんですねぇ。
ときわ台交番の宮本巡査部長が、踏切に入って自殺しようとしたところを助けて、自分が電車にはねられ、周囲の祈りもむなしく逝ってしまいました。
当時も、ニュースを見るたびに泣いてたなぁ。
このおまわりさん、本当に誠実で真面目であったかくて一生懸命で、住民達からとっても慕われるおまわりさんで。
子どもたちからも、「笛のおまわりさん」って慕われていて。
生死の境を彷徨っている間も、とってもたくさんの花束やお手紙や千羽鶴が届いて・・・。
ほんと、生きて、もっともっと住民の皆さんをあったかく見守って欲しかったですね。
命だけでも助かって欲しかった。
つくづく残念だなぁ。

宮本さんは、死んでいい人間なんかこの世に一人もいないってことを、世間の人たちに教えてくれたんだなぁ。
そして、世の中には、見えないところで、宮本さんのように一生懸命人助けしている人が、たくさんいるってことも感じた。
宮本さんのように頑張ってるおまわりさん、きっとたくさんいるんじゃないかと思う。
海外で素晴らしい活動をしてる人だって、世間に知られないところでいろいろな方がいるんですよね。
いろいろ考えさせられる。
あぁ、何で電車は止まらなかったんだろう。
ほかに誰か助けに入ってくれる人がいれば・・・・・・。
でも、自分だったら、線路に助けにとびこめたのかな？
当時、緊急停止ボタンなんて、知られてたかな？
電車が止まってくれれば・・・言っても仕方ないことだけど、つい思ってしまう。

宮本さんの活動範囲が、自分たちの活動範囲と似ていて、何だかすごく身近に感じるんですよね。
事件があった日は、旦那の誕生日だし。
宮本さんのご自宅は、旦那の実家と同じ市内で。
宮本さんが入院していた病院は、いつも通る道ぞいにあって。
今でもいつも行っているなじみ深い場所もそのそばにあって。
旦那は一時あの近辺に住んでいて、ときわ台駅も利用していました。
きっと、東武線使ってああやって通勤してたんだろうなぁとか、いろいろ身近に感じます。
自分には絶対同じ事はできないだろうけど・・・
せめて何かあったら、緊急停止ボタンを押そう。。

今、交番の前に、住民達によって建てられた石碑があるらしいですね。
一度、手を合わせに行きたいものです。
心から、ご冥福をお祈りします。
笛のおまわりさん、本当にありがとう。